PCパーツは「物理的に取り付けられない」「起動しない」という致命的な問題が、事前確認で100%防げます。また、取り付けられたとしても性能を引き出せない組み合わせ(例:旧世代メモリと最新CPUの組み合わせ)も存在します。
以下の5つのチェックポイントを順番に確認することで、パーツ選びの失敗をなくすことができます。
CPUとマザーボードは「ソケット」という物理的な接続部分が一致していなければ取り付け自体ができません。ソケットが合わなければ、どれだけ高性能なCPUを買っても無駄になります。
| CPUメーカー | ソケット | 対応CPU世代 | 対応チップセット例 |
|---|---|---|---|
| AMD | AM5 | Ryzen 7000 / 8000 / 9000シリーズ | X670E, X670, B650E, B650, A620 |
| Intel | LGA1851 | Core Ultra(Arrow Lake) | Z890, B860, H810 |
| Intel | LGA1700 | 第12〜14世代Core | Z790, B760, H770 |
⚠️ よくある間違い:AMD Ryzen 9000シリーズ(AM5)のCPUをAM4のマザーボードに取り付けようとするパターン。物理的にピンの形状が異なるため挿入できません。購入前に必ずCPUとマザーボードのソケット型番を照合してください。
メモリ(RAM)には世代があり、DDR4とDDR5では物理的に形状が異なるため、互換性がありません。マザーボードが対応する規格のメモリを選ぶ必要があります。
| 項目 | DDR4 | DDR5 |
|---|---|---|
| ノッチ位置 | 異なる(物理的に挿さらない) | 異なる(物理的に挿さらない) |
| 転送速度 | 最大3,200MHz(標準)〜 | 最大6,400MHz(標準)〜 |
| 対応CPU(AMD) | AM4(旧世代) | AM5(Ryzen 7000以降) |
| 対応CPU(Intel) | LGA1700(一部) | LGA1851(Core Ultra) |
| 価格帯 | 安価 | やや高め(2026年は価格差縮小) |
2026年現在、最新のAMD Ryzen 9000シリーズ(AM5)とIntel Core Ultra(LGA1851)はいずれもDDR5のみ対応です。最新CPUを選ぶ場合はDDR5を選択してください。
ハイエンドGPUは本体が大きく、ケースに収まらないことがあります。特にRTX 50シリーズのハイエンドモデルは全長350mmを超えるものも多く、コンパクトケースでは搭載できません。
| ケース種別 | 最大GPU長(目安) | 対応GPU例 |
|---|---|---|
| フルタワー ATX | 400mm以上 | ほぼ全モデル対応 |
| ミドルタワー ATX | 320〜380mm(製品による) | RTX 5080以下(要確認) |
| Micro-ATX | 260〜340mm(製品による) | ミドルクラス以下推奨 |
| Mini-ITX | 250mm以下が多い | ロープロ・ショートモデルのみ |
必ずケース製品ページの「対応GPUサイズ」または「最大VGAカード長」を確認してから購入してください。
電源ユニットの容量が不足すると、PCが起動しない・突然シャットダウンするなどの問題が発生します。必要な電力量を正しく計算して適切な容量を選びましょう。
| パーツ | TDP(消費電力)目安 |
|---|---|
| RTX 5060 Ti | 约180W |
| RTX 5070 | 约250W |
| RTX 5070 Ti | 约300W |
| RTX 5080 | 约360W |
| Ryzen 7 9700X | 65W(最大142W) |
| Ryzen 7 9800X3D | 120W |
| その他(MB・RAM・SSD等) | 約50〜80W |
| GPU | CPU | 推奨電源容量 |
|---|---|---|
| RTX 5060 Ti | Ryzen 5 9500F | 650W以上 |
| RTX 5070 | Ryzen 7 9700X | 750W以上 |
| RTX 5070 Ti | Ryzen 7 9800X3D | 850W以上 |
| RTX 5080 | Core Ultra 9 285K | 1000W以上 |
補足: 80PLUS GOLD以上の認証を受けた電源は変換効率が高く、同じ容量でもより安定した電力供給が可能です。RTX 50シリーズはATX 3.0対応電源を強く推奨します。
CPUクーラーがケース内に収まるかどうかも確認が必要です。特にタワー型の大型クーラーは高さが160mm以上になるものもあり、ケースのクリアランスを超えることがあります。
| クーラータイプ | 高さ目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| ロープロファイル空冷 | 50〜80mm | Mini-ITXなど小型ケースでも使用可能 |
| 標準タワー空冷 | 120〜155mm | ほとんどのMicro-ATX/ATXケースで使用可能 |
| 大型タワー空冷(Noctua NH-D15等) | 160mm以上 | ケースの対応クーラー高さを要確認 |
| 簡易水冷(120mm) | ラジエーター搭載スペースを確認 | 小型ケースでも搭載しやすい |
| 簡易水冷(240〜360mm) | ラジエーターサイズを確認 | ケースのラジエーター搭載可能サイズを確認 |
Ryzen 7 9800X3DなどのハイパワーCPUを冷やすには、大型タワークーラーまたは240mm以上の簡易水冷を推奨します。
5つのチェックポイントを手動で確認するのは意外と手間がかかります。「どのパーツを組み合わせれば互換性が取れるのか」を一から調べるのが大変という方には、AIによる自動チェックが便利です。
当サイトのAIチャットでは、14,000件以上のパーツデータをもとに、CPUソケット・メモリ規格・GPU長・電源容量・クーラー高さの全5項目を自動でチェックした上で構成を提案します。「自作は難しそう」と思っている方でも、チャットに話しかけるだけで互換性の心配なく進められます。